ピラトは言った。「真理とは何か。」ヨハネ 18:38

真理を知りなさい

人類創造の最初から、敵が人間を打倒するために用いる武器は、つねに、真理を歪めること、つまり、神のみことばの真理についての疑いと困惑を引き起こさせ、人間を騙し、嘘と偽りを信じ込ませることで、人間自らの知識に頼るといった暗黒の状態の中に人間を置き去ることです。嘘つきというのが、敵を表現したことばの一つです。「あなた達は悪魔なる父の子で、父と同じ欲望を遂げようと思っているのだ。(人殺しをし、嘘をつくのは、そのためである。)悪魔は始めから人殺しである。(また嘘つきで、)真理に立ってない。彼の中には真理がないからである。だから彼は嘘をつく度ごとに、その本性を表しているのである。嘘つきで、嘘の父だからだ。」(ヨハネ 8:44)父なる神様は憐れみのこころから、人間が真理を信じることで永遠に自由になり解放されるようにと、御子を地上にお送りになりました。「すると信じたユダヤ人に言われた、『もしわたしの言葉にとどまっておれば、あなた達は本当にわたしの弟子である。真理を知り、その真理があなた達を自由にするであろう。』」(ヨハネ 8:31-32)イエス様は最後まで、尋問を受けていた時でさえ、ご自分の使命は真理を宣べ伝え立証することだと明言されました。「そこでピラトが、『それでは、やはり王なのか』と言うと、イエスはお答えになった。『わたしが王だとは、あなたが言っていることです。わたしは真理について証しをするために生まれ、そのためにこの世に来た。真理に属する人は皆、わたしの声を聞く。』ピラトは言った。『真理とは何か。』(ヨハネ 18:37-38)。わたしたちは皆、人間の創造と堕落、そして人類の救済についての真理を知り信じましょう。そうすることを通してのみ、わたしたちは解放され、わたしたち一人ひとりのために準備されている永遠の命を頂くに価するものとなれるからです。

 

天のお父様、あなたの御子が宣べ伝えられた真理について知り、受け入れ、信じるようにと、わたしに語りかけてくださり感謝いたします。聖霊様が御子の真理にわたしがとどまることができるよう、お支えくださいますように。イエス様の真理に満ちたお名前において、アーメン。