「祈るときには、こう言いなさい、『父よ、御名があがめられますように。御国がきますように。みこころが天で行なわれるように地でも行なわれますように。』」 ルカ 11:2

祈りの宛名と要旨

わたしたちは生きる中で、両親や学校の先生や社会から多くのことを学びます。一番多くのことを学ぶのは学校からです。最良の先生であるイエス様から学んだ使徒たちは、祈りについての授業も受けています。それによると、祈りが効果を持つかどうかは、その宛名と内容によります。まず、宛名は天の父です。そして、内容の要旨は、⑴主のみ名を讃えること、⑵み国の到来を待ち望むこと、そして⑶主のみこころに従う準備ができたことを宣言することです。イエス様はおっしゃいました。「祈るときには、こう言いなさい、『父よ、御名があがめられますように。御国がきますように。みこころが天で行なわれるように地でも行なわれますように。』」(ルカ 11:2)祈りの構成要素において妥協はできません。ただし、わたしたちはこれらの要素の次に、自分の具体的な必要について付け加えることができます。それは、食べのもの必要であったり、罪の赦しの必要であったり、安全についての願いであったりです。わたしたちの親権を握っていらっしゃる天の父の意に反するわたしたちの要求は、すべて、聞き入れて頂けない可能性があります。ちょうどイエス様の祈りの生活において起こったようにです。「こう言い残すと、イエスは、石を投げれば届くあたりまで歩いて行き、ひざまずいて祈り始められました。『父よ。許していただけるなら、どうぞこの恐ろしい杯を取り除いてください。ですが、わたしの思いどおりにではなく、あなたのお心のままになさってください。』」(ルカ 22:42)もし主を信頼し、人生において主の祝福を望むのであれば、わたしたちは、みこころが行われる条件のすべてに従いましょう。

 

天のお父様、みこころを受け入れることができるようにと、わたしを導いてくださり感謝いたします。聖霊様が、みこころに従う謙虚なこころと力を、わたしにお与くださいますように。イエス様のもっとも強力なお名前において、アーメン。