毎日、神殿で礼拝をし、聖餐の時は、少人数に分かれてめいめいの家に集まり、心から喜びと感謝にあふれて食事を共にしました。使徒 2:46

毎日の礼拝の稽古

毎日繰り返し行われる行為は、個人の人生や共同体の存続のために大変重要です。自分の専門とする分野で優れた業績をおさめるためには、目標達成のために、熱意に適った日々の努力が欠かせません。芸術や文学、音楽やスポーツ、そしてどんな仕事であっても、時間の投資と規律正しい稽古が必要となります。人生の精神的、霊的成長にもまた、これらが欠かせません。初期の信者たちの指導者は使徒たちでした。彼らの習慣や行動、聖餐は、次のような特徴を持っていました。「毎日、神殿で礼拝をし、聖餐の時は、少人数に分かれてめいめいの家に集まり、心から喜びと感謝にあふれて食事を共にしました。」(使徒 2:46)キリストの証人としての彼らの生活の力の源には、次の3つの秘密がありました。⑴毎日の神殿での礼拝、⑵めいめいの家での日々の聖餐、そして⑶喜び感謝しながら食事を共にすることです。預言者ダニエルの日々の規則正しい礼拝の習慣は、彼の信仰を敵視する人びとから反感を買い、最終的にはダニエルの破壊を狙った者たちが自滅に至りました。「ところが、ダニエルはそのことを知りましたが、家に帰るといつものように、二階の寝室でひざまずきました。エルサレムの方角の窓を開けて、彼は一日に三度、神に祈り、感謝をささげていたのです。」(ダニエル 6:10 )信仰の敵は、儀礼やわたしたちの定期的な敬神を気には止めません。それらは効力を持たないからです。しかし、毎日の規則正しい礼拝の習慣は、彼らがもっとも恐れるものです。初期の信者たちを力づけた、彼らの礼拝についての指針に従うことができるこころを、神様がわたしたちにお与えくださいますように。そして、宣言する福音の証人として生きることができますように。

 

天のお父様、初期の信者たちの行いを見習うようにと、みことばをお与えくださり、力づけてくださり感謝いたします。聖霊様が、わたしが毎日の礼拝の稽古において敬虔であるようにお支えくださいますように。イエス様のもっとも偉大なお名前において、アーメン。