三つよりの糸は簡単には切れない
わたしたち人間は、生を受けるときも、成長するときも、他の人の存在を必要とします。大人になっても一緒です。これらの人たちは、両親であったり、友人であったり、夫婦であったり、善意で支えてくれる人たちであったりです。賢者の言葉の中にも、周りの人の存在の大切さが記されています。「ひとりよりもふたりが良い。共に労苦すれば、その報いは良い。倒れれば、ひとりがその友を助け起こす。倒れても起こしてくれる友のない人は不幸だ。更に、ふたりで寝れば暖かいが、ひとりでどうして暖まれようか。ひとりが攻められれば、ふたりでこれに対する。三つよりの糸は簡単には切れない。」(コヘレトの言葉 4:9-12)イエス様も、宣教活動を拡大するため、弟子たちを二人一組で派遣されました。「その後、主は、別に七十人を定め、ご自分が行くつもりのすべての町や村へ、ふたりずつ先にお遣わしになった。」(ルカ 10:1 )主を信じる者たちが心を一つにするとき、そこには神がいらっしゃいます。「二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである。」(マタイ18:20)信仰に包まれた祈りに神が答えて下さる時も、条件は同じです。「また、はっきり言っておくが、どんな願い事であれ、あなたがたのうち二人が地上で心を一つにして求めるなら、わたしの天の父はそれをかなえてくださる。」(マタイ18:19)神がわたしたちの人生の内に備えてくださった周りの人間の存在に感謝し、その恩恵を受けましょう。
天のお父様、わたしたちを美しい家族と友人とで祝福してくださり感謝いたします。聖霊様が、これらの関係をわたしたちが喜ぶことができるようお支え下さいますように。イエス様のお名前において、アーメン。
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